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愛媛県大会の様子

全国大会出場チーム

万年日曜
愛媛大学附属高等学校

代表チーム

大会レポートTournament report

今年度は県内の高校生で結成された全28チームが松山市の梅津寺海岸に集結。年々参加チーム数が増加し、「スポGOMI」がメジャーになっていくのを実感します。西は愛南町、東は新居浜市と愛媛県全域から参加者が集まり、どのチームからも「海岸のごみを拾って海をきれいにしたい」という爽やかな意気込みを感じました。本大会では、愛媛県内に漂着する牡蠣養殖パイプの調査・研究を行う愛媛県立松山西中等教育学校内のグループ「新世界学辞典」の発案で、愛媛県大会独自のローカルルールとして瀬戸内海における海洋ごみ問題の課題の一つである「牡蠣養殖で使用するパイプ(パイプ、豆管、ワッシャーの3点)」を得点区分の一つとして追加することになりました。
60分の競技時間がスタートすると、設定された競技エリアの四方八方に参加チームが広がっていきます。テトラポット周辺に向かうチーム、または建物近くのごみが溜まるであろう場所を探すチームなど、それぞれチーム毎に戦略が分かれます。中には、砂の中に埋まったマイクロプラスチックを徹底的に拾うチームもあり、勝敗にかかわらず思い思いのスタイルで海岸清掃に取り組みます。結果は、愛媛大学附属高校から参加の「万年日曜」チームが、ローカルルールとして設定された牡蠣養殖パイプ2.1kgを含む7.1kgのごみを拾い2,186ポイントを獲得!見事優勝しました。2位は「宇和島東B(宇和島東高校)」、3位に「じゃがいもレボリューション(新居浜工業高校)」と、スポGOMI甲子園やスポGOMIワールドカップで全国大会の経験がある高校が上位を占めました。また、今年も多くのチームがオリジナルアイテムを持参。地元のお祭りである「牛鬼」をあしらった「ツシマッチョ(宇和島東高校津島分校)」がオリジナルアイテム賞を受賞しました。

松山市内からもほど近く、南国のような青い海が楽しめる梅津寺海岸は穏やかで美しい砂浜ですが、海を浮遊してきた海洋ごみが人目につきにくい箇所に多く散乱していました。海岸に漂着したごみは我々が拾うことの出来る最後のチャンスです。楽しみながらも真剣にごみ拾いに取り組んだ高校生たち。本大会で回収した海洋ごみ65.5kgは、海洋ごみ問題全体に対してはごくわずかな量ですが、スポGOMI甲子園への参加を通して、海洋ごみ問題に興味関心を抱く若者世代が1人でも増える事に繋がると嬉しいです。

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